私は子供の頃から転勤族家庭だったので、人よりも引っ越しの多い人生だと思います。
引っ越しは人間関係がリセットされます。良くもあり悪くもあり。
現在は一人一台は携帯電話を持っていたりSNSがあったりするので、離れても簡単に連絡が取れたり、思わぬ人と数年越しにネット上で再会するなんてことは当たり前になりました。
子供の頃は、引っ越してしまった後は家の固定電話に電話したり手紙を送ったり、親同士が仲が良ければ会える機会もあったりしますが、どんなに仲が良くてもどんどんとお互いに連絡を取り合うこともなくなり疎遠になるばかりでした。
でももし今また連絡したくなれば、本人の連絡先は分からなくとも周りの誰かしらとはSNSか何かで繋がっているのでどうにかなります。
でもそう簡単にはいかないこともあるのかも。と思うことが先日ありました。
娘の幼稚園から突然の連絡
ある日娘の通う幼稚園から電話がかかってきました。登園中の娘が発熱でもしたのかと思いながら出ると
「S県の方から手紙が届いていまして。幼稚園の年長さんに〇〇ちゃんという子はいませんか?そのお母さんの連絡先が分からなくなってしまって連絡を取りたいのですが。という内容なのですが、ご存知の方ですか?」と言われました。
すぐにピンと来て、「〇〇さんですか?」と聞くと、当たり!
そして娘経由で手紙を受け取ることになりました。
この一か月近く前、お互いに二ヶ月に一回くらいのペースで近況報告のLINEを送りあっていた友達とのトークルームが突然”メンバーがいません”という表示になっていました。そのアカウントがなくなってしまったということです。
少し気になりつつもその友達の電話番号は電話帳に入ってたし、また何かしらで連絡があるだろうとあまり気にしていませんでした。
幼稚園に手紙をくれたのはその友達でした。
友達の状況
手紙に書かれていたアドレスにメールを送って、また連絡を取り合うことができるようになりました。
後から聞いたのですが、あまり気にしていない私とは反対に、友達はとても焦っていたそうです。どうやらデータを全部失ったらしく、私に関する情報は何もなし。
その友達とは数年前、上の子がまだ小さい時に遊ばせに行った当時の家の近所の公園で仲良くなり、お互い引っ越しをしても連絡を取り合う仲にまでなれました。
しかし一対一で仲良くなったため共通の知り合いは皆無で、お互いのSNSなども全く知りません。そういう相手だと、データを失うと連絡の取りようがありません。二度と私と連絡ができないかもと友達はすごく焦ったそうです。
そこで、娘の幼稚園に手紙を送ることを思いついたようでした。
幼稚園の名前覚えてたんやーすごいなぁ。運動会の写真送ったことあるから、その写真に書いてたからかなぁなんて思ってました。
でもどうやら幼稚園名までは分からなかったらしく、私が住んでいる市の幼稚園のほとんどに同じ手紙を送ったそうな・・・!
なんと!そこまでする???笑
私と連絡を取るためにそこまでしてくれる人がいるなんて!めっちゃびっくりして感動!!!
出会ってから一年も経たずにうちの転勤が決まってしまったので一緒に遊べた時間は短かったけど、その後も付き合いは途切れることなく、公園で出会ってからのこんな関係もあるんだなぁ・・・と。今後の人との出会いにもすごく期待が持てます。
どうにか連絡を取りたいと思ってもらえる人でありたい
今回の件は、LINEから消えた時点で私が電話なりショートメールなりしておけば何の問題もなかったのですが笑
友達にとっては大事件になったようです。
でもどうにかすれば、連絡先を失った相手でも連絡を取ることができる!ということが分かりました。
私は結構バックアップを取る性格なのでこういう事態にはならないかと思っていますが気を付けていきたいです。
今後も人との出会いや別れが、人よりも少し多い人生になるだろうと思われます。
そこまでして連絡を取りたいと思ってくれる人がいることに感謝しつつ、そう思ってもらえる自分であり続けたい。です。
それでは。
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