「もう仕事辞めたい」と言われたことはありますか?言ったことはありますか?
私はあります。両方、何度も。笑
実際に私も、新卒の就職先であった銀行を1年半で辞めてしまいました。
そして夫も結婚後2回の転職を経験しています。
私は夫が「仕事辞めたい」と言ってきたときは必ず「辞めたらいいやん」と返しています。
結婚してからずっと専業主婦なのに、子供もいるのに、即答してきました。
仕事を辞めたい人の心境
そもそも仕事を辞めたいと思ったことがない人はほとんどいないのではないでしょうか?
よっぽどの天職だと思っていても、辛いことが全くない仕事なんてありません。
本当に辞める人と辞めない人の違い
仕事でしんどい思いをすることがあるのはみんな一緒です。
でも本当に辞めちゃう人と、辞めたい辞めたい言ってても結局何年も同じ職場で仕事を続ける人が居ます。
辞めない人にも2種類いると思っています。
①辞めたいと思うこともあるけど、辞めたい気持ちよりも仕事の楽しさや給料の良さなどが勝っている人
②辞めたくて仕方ないけど、家族や自分の生活のために耐えている人。またはしんどすぎて具体的に考えることも行動することもできない。
①の人はあまり問題ありません。
でも、②の人は心配です。
いつか心か体を壊してしまうかもしれません。
「仕事を辞めたい」と言っている人が①なのか②なのか他人からは簡単には分かりません。
私の場合
私の元職場はいい人ばかり。
同期は仲いいし、先輩たちは厳しいながらも優しいし、特にパートのおばちゃんたちはとても優しく手伝ってくれるし。
でも、銀行員という仕事柄ミスが許されず、そのミスが支店の評価に繋がって結果的に支店全員のボーナス減額となってしまいます。
上司や同僚から攻められることはなかったですが、ストレス半端ないです。
更にお客様の大事なお金を扱うということで、窓口での対応も常にストレスマックス!!
私は一ヵ月以上微熱が続いたり(妊娠してないよね?って言われた笑)、咳が止まらなかったり頭痛がしたり、とにかく体調不良が治らなくなりました。
いい人達ばかりなのに・・・と思いつつも、結局早々に辞める決意をして支店長に伝えました。
当時は実家暮らしで結婚の予定なども皆無。
仕事なんて辞めてもどうにでもなるので軽い気持ちですぐ辞められました。
嘘ついて仕事休んで面接受けに行ったりと次の準備はしつつ。
辞めた途端めっちゃ健康なぐうたら人間に!復活!!
こういう経験があったので、周りで仕事辞めたいと言う人にはすぐ「辞めたらいいやん!」と(無責任に)言う人になりました。
夫が「仕事辞めたい」と言ってきた時
当時の夫の仕事は激務。
休日出勤当たり前。帰ってくるのは子供たちが寝てから。出張で飛び回り。
こんな働き方してたら体壊すよなぁと常々思っていました。
そんな中、ついに夫から言われました。
一度目
仕事の辛さから、辞めたいという言葉はちょくちょく聞いていました。
激務ですが、その分お給料は多めにもらっていたので忙しさには耐えられていたようです。
しかしある日、真面目な顔をして「ごめん。もう本当に無理かもしれん」
この時、この会社に勤めて約五年。
意地悪先輩おじさんがいて、そいつに遂に耐えられなくなったと。
愚痴は何回か聞いていましたが、決定的な嫌がらせのようなことをされたと。
その話を聞いた私は迷うことなく「辞めたらいいやん!」と言いました。
貯金はすぐに路頭に迷わない程度にはあるし、失業給付ももらえるし、私が働けばいいし。
専業主婦だからすぐに私が稼ぐのは無理だけど、元々の能天気さのせいか、本気で何とかなる。大丈夫!と思ってました。
そして夫は上司に辞意を伝えました。
意地悪先輩おじさんのことは噂になる程だったのですぐに理解してもらえましたが、その時は結局別の場所に転勤してみることになりました。
二度目
転勤先は更なる激務。夫はほぼ不在。
それでも、働くほどお金はもらえるので忙しさ自体は耐えられたようです。
問題は、また人間関係。
今度は、クセのある常識外れの嘘つき先輩がいたんです。一見いい人なんですけどね。
転勤から約二年。
結局その人のヤバさにもう限界が来て、相談されました。
いつものように、私のセリフは「辞めたらいいやん」です。
上司に相談し、また転勤を提案されましたが、もういい加減どこ行っても同じでしょってことで
退職することになりました。
この時も私は何の心配もしていませんでした。
何でそんなに平然としてられるん?と友達に聞かれるほど笑
不安という感情が少し欠けてる人間のようです。
と同時に、夫は真面目で責任感もあるので、また次の仕事をきちんと見つけられるんだろうなと信じていたのも大きいです。
実際、退職までの有給消化期間中に転職先が決まりました!さすが!
三度目
新しい会社に無事就職し、引っ越しも済ませ、新生活が始まり一安心と思っていたのも束の間
なんかこの会社ちょっとおかしくない?という疑問がたびたび湧き上がってくるように・・・
今度は新しいことに挑戦してみたいということで、転職したのは設立されて間もないベンチャー企業でした。
だから体制がまだきちんと整ってなかったせいもありますが、それだけじゃなく
人数も少ないため、上司の一存で色々と決まっちゃってたんです。
しかも給料もあんまり良くない上に、体力的にきつい働き方。
当初設定されていた試用期間が過ぎても本採用にはなれず。
夫から相談され、「そんな所からはとっとと離れた方がいい!」と伝え、あれよあれよと退職しました。
早かった!笑
それから四ヵ月の求職期間を経て、現在は新しい職場で頑張ってくれています。
仕事を辞めてしまうとどうなるのか
転職を迷っていても、実際にしてしまうとどうなるのか、心配ですよね。
でも大丈夫!なんとかなります!なんとかなりました。
お金のこと
我が家の場合は、ですが、お金の心配はありませんでした!
いや、夫は不安そうだった。私が貯金が減っても平気なタイプなだけかもしれません。笑
でも実際、無職の期間が四ヵ月あったのですが、のんきに二回も家族旅行に行ったりしても大丈夫でした!貯金はもちろん減りますけどね。
最初の会社の退職金と、失業給付(もらえるのは三ヵ月経ってからだけど)と、貯金でやっていってました。
生活防衛資金を貯めておくこと、大事です!
会社員なら生活費の半年から一年分あればいいと言われています。
そのためにせめて一、二カ月家計簿をつけてみて、自分の毎月の支出額を把握しておく必要があります。
そうすると必要な額が計算できます。
毎日の過ごし方
旦那さん四ヵ月も家にいて何するの?って、よく聞かれてました笑
まず、当然就職活動ですよね。
前回の会社は転職活動する間もなくあっという間に退職したので、じっくり時間をかけながら次の会社を探していました。
でもその前に、まずは休むのが必要ということで家族旅行しました!
そんなにのんびり家族で長く過ごす時間がとれることもなかったですからね。
行きました。二回も笑
近場でも、行きたい場所に人の少ない平日に行くことができました。
それから未就園児の下の子もいるので、大人の手が二倍に増えて私はとても助かりました!
平日でもいつでも、夫に子供をみてもらって一人で出かけることもできました。
それに、夫が自主的にご飯を作ってくれるようになったんです。
元々料理をする人ではなかったのですが、ただ家に居るだけというのがいたたまれなかったようで笑
今でも休日にご飯を作ってくれるのは続いていて、これは私にとってすごくありがたい変化でした!
こんな感じで、なんだかんだ充実した(と妻の私は思っていた)無職期間を過ごしました。
次の就職先の見つけ方
夫は結婚後二度転職しましたが、そばで見ていて、就職先の探し方は結構重要だなと感じました。
一度目は就職エージェントに相談しつつも結局は就職サイトで、自分が見つけて応募した会社に合格しました。
ここは結果的に体制がちゃんと整っていなくて数カ月で早々に辞めたのですが、面接の時にお金のことなどを聞きづらく、詳細に分からないままだったそうです。
一方二度目は有料の就職エージェントにお世話になって就職したのですが、エージェントを通して会社に直接は聞きづらいこともしっかり聞けたので、入社後に「なんか違う・・・」と思うようなことはあまりなさそうです。
また、自分に合った会社探しや面接のアドバイスをしてもらえたり、一人で探すよりもだいぶいい職場を見つけやすそうだなと見ていて思いました。
なぜ簡単に「辞めればいい」と言えたのか
まず私は、『自分ができないことは人に強要しない』と決めています。
最初の仕事を早々に辞めてしまった私が、人に辞めるななんてとても言えません。
また、『どうしてもつらいことを無理に続ける必要はない』とも思っています。
どうしてもしんどくて辞めたい人はすぐに辞めればいいと本気で思っています。
心身を病んでしまっては元も子もないからです。
お金や仕事はもちろん大事だけど、そのしんどい場所に居続けなくとも何とかなります!
それからこれは夫の場合ですが、
【真面目な性格であまり長期間仕事をしてない状態は耐えられないだろうから、私が焦らなくてもすぐに次の仕事を見つけてくれるだろう】
【今までの仕事の積み重ねがあるから、心配しなくてもまたいい会社に巡り合えるだろう】
と、自然と信じられていました。
それに、最終的には私が働けば何とかなる!と、社会人経験も少ない専業主婦だけどなぜか自信がありました笑
でも私は本当にそう信じていて、我ながら専業主婦はすごいと思っています!(もちろん働いてる人は当然として、みんな生きてるだけで偉い)
専業主婦はみんな継続力のある、マルチタスク能力人間なんだそうです!
だから何かしらの仕事でも役に立てるはず!と信じています。
お金も何とかなる。次の仕事も何とかなる。何とかならなかったら私が何とかしてみせる!という謎の自信で、もし今後も「仕事辞めたい」と言われたら「辞めたらいいやん」と即答できます。
何とかなりますよ。
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