結論から言うと、ある程度勉強すれば誰でも合格できる比較的簡単な試験だと思います。
実際に私も毎日家で子供を見ながら合格できたからです。しかしだからと言って誰でもできると言いたいわけではありません。下の子がある程度大きくなって一人遊びもでき、夜泣きもしなくなった時期だからできたことです。赤ちゃんの頃なら無理でした。
どうか毎日子育てでクタクタの方は無理はされないように。周りの方も、子供見ながら勉強できるらしいよーと強要しないようにお願いしたいです。
では、そもそもFPの試験とは何なのか?役に立つのか?根本的なことからお話していきます。
FP試験とは?
FPとはファイナンシャルプランナーの略です。ファイナンシャルプランナーは税金、投資、住宅ローン、不動産や相続などあらゆるお金のエキスパートです。銀行や保険会社、不動産購入の際など、様々な所でお金の相談にのる仕事です。必ずしも資格が必要なわけではないようですが、資格を取得してから活動するのが一般的です。
その国家資格であるのがFP技能士で、1級から3級まであります。資格試験は日本FP協会と金融財政事情研究会(きんざい)の2団体が実施しています。
FP3級の難易度
FP3級の受験者は学生から社会人、主婦と幅広く、合格率は70%程度だそうです。
試験はマークシート式で、100点満点中60点取れれば合格です。また、出題傾向は毎年変わらず変わった問題が出ることもほぼないため、過去問さえきちんと勉強しておけば合格できる、難易度低めの資格試験だと言われています。
取得すると何の役に立つのか
FP資格が役に立つのか立たないのか、ネット上でもよく議論されています。
ファイナンシャルプランナーは資格がなくてもできますし、FP資格がないとできない業務というのもありません。また難易度も低いため、転職の際に優遇されるということもありません。そのため、FP技能士であることが直接的に仕事の役に立つとは残念ながら言えないと思われます。
ではなぜFP資格を取ろうとするのか。
ファイナンシャルプランナーとして仕事をする場合は、やはり資格があるかどうかで信用度が違ってくるためではないでしょうか。メディアに出て活躍しているファイナンシャルプランナーはFP〇級などと紹介されていて、FP試験に詳しくない人からは立派な肩書として認識されやすいでしょう。
私は今のところはファイナンシャルプランナーの仕事をするつもりはありませんが、次は2級取得を目指して(今はまだほんの少しだけ)勉強しています。その理由は、金融知識を詳しく身に付けて、家計管理に役立てたいからです。
日本では税金や公的にもらえるお金など、自分から知って申請しないと教えてもらえることはあまりありません。金銭的に得をするためには、しっかり知識をつけておく必要があります。
また、自分が自由なくらしをできるようになるために勉強した内容を、家族や友達にも伝えて一緒に実践していけたらと思っています。その時に、資格勉強をしていればより専門的な話ができると思ったからです。信用度も違います。
仕事の役に立つことはあまりなくても、より有利に生きていくためには大いに役立つ知識が得られる資格です。
どのようにして合格できたのか
では専業主婦で未就園児と幼稚園児の二人の子供を育てながらどのように合格したのか、私の経験を書いていきます。
なお、1年半だけですが金融関係の仕事をした経験があり、全く勉強したことがない方よりは少しだけ下地の知識はありました。
勉強期間は?
3月の試験を受けるため、1月から少しずつ勉強を始めました。しかし1日30分すればいい方で、全くしない日もありました。週に2,3回20分ずつというくらいでした。試験1週間前にはさすがに危機感を感じて毎日1時間以上、前日までの2日間は2,3時間勉強しました。
具体的な勉強の方法
教材は本屋さんで買ったテキストと、一問一答問題集のアプリをダウンロードして使用しました。
テキストは、6年ほど前の妊娠中に夫が「子供が生まれるまでにFPでも取ってみたら?」と買ってきたものの、悪阻は酷く体もしんどいし全くやる気が出ないまま放置していたものです。アプリの問題集で分からない言葉が出た時にだけ開いていましたが、十分役に立ちました。
アプリは、わざわざ本を持ち歩いたりしなくても隙間時間にちょこちょこ問題に挑戦できて、外でもできるのが良かったです。寝かしつけの後、起き上がるのがしんどい時でも布団に入ったままできました。
私が使っていたアプリは『全問解説付 FP3級 学科 一問一答問題集』です。無料版は20問だけだったので、約310問になるよう課金してアップデートしました。800円くらいでした。
これをランダム出題にして挑戦し、試験直前になると未回答の問題を選んで全問目を通すようにして本番に挑みました。
学科だけでなく実技試験(これもマークシートの筆記のみ)もあるのですが、実技の対策はテキストに載っていた例題を一回解いただけで終わりました。
以上の勉強法で、85点得点できて合格しました。
教材の選び方
まず独学で十分合格できるので、スクールなどに通う必要はありません。暗記すれば合格できる試験だからです。
テキストの選び方は、私は6年前のしかも夫が買ってきたものを使っていたのに合格できたので、合格するためなら中古でも十分だと思います。情報が古い場合もありますが、そこまで試験に影響がある項目は少ないでしょう。
2級のテキスト選びは自分で最新のものを買いました。今回は単に合格したいだけではなく、正しい最新の知識を持つのが目的だったからです。本屋さんで中身をパラパラと見て、一番自分にとって見やすいものを選びました。
フォントが違ったり、カラーだったりイラストが多かったりと様々です。見やすさは人それぞれだと思うので、実際に手に取って中を見てみることをおススメします。
以上が私の勉強法です。
2級に関しては合格するだけでなくより深く知識をつけることが目的なので勉強法を模索中です。合格できた暁には、また勉強法を載せたいと思っています。
FP技能士合格に向けて勉強をしているみなさん、一緒に頑張りましょう!
それでは。
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