先日、私は整理収納アドバイザー1級を取得しました。
合格のために勉強をしていれば色々な収納術を身に付けられるものだと思っていたのですが、一番大事なのはそこではありませんでした。
家を綺麗に保つのに一番大事なのは、”収納”ではなく”整理”!
整理収納アドバイザーとして一番に学ぶことは、整理の方法です。
簡単に言うと、まずは『要らないモノを洗い出して処分する』こと。
それが全ての始まり。
いくら収納を工夫しても意味がない
片付けと聞くと、物をきちんと収納することを思い浮かべる人が多いと思います。
私も以前はそうでした。
「片付けなきゃ!」と100円ショップに行っては箱を購入する。
その箱を入れる場所が無くなれば棚を増やす。
でもいつまで経ってもスッキリしない。
その繰り返し。
当たり前です。
その箱の中に、本当に必要なモノは実は少ない。
そもそも、パンパンのクローゼットの中にある不要なモノを処分すれば棚なんて増やさなくても入るのに!
家がめちゃくちゃデカい人だったらたくさんのモノがあっても問題ないのかもしれませんが、日本の家ってそんなに広くないですよね。
例え収納しきるくらいの大きな家だって、詰め込んでいるのがゴミだったらいつか子孫に迷惑をかけるはず。
亡くなった後に子供や孫に苦労をかけるなんて絶対嫌!
話が少し逸れてしまいましたが、とにかく、いくら収納グッズを増やそうとも家が散らかり続けるのは当たり前なんです。
その中に詰まってるのは大概要らないモノだらけなんだから。
押し入れにある段ボールの中身、覚えてますか?
何年も開けてない箱の中、どんな風になっているか・・・怖くないですか?
自分にとって必要なモノを理解する
まずは要らないモノを処分することが大事です。
とは言っても、明らかなゴミを捨てるのは簡単ですが、判断に困るモノが大半だと思います。
「2年くらい着てないけどまだ着られる服・・・もったいないから部屋着にしようか?」とか。
「いつの間にか増えた大量のボールペン、あったら使うもんな」とか。
「子供の作った作品、飾ってもないし普段見返すこともないけど思い出だから捨てるのもな・・・」とか。
分かります!
そうやっていつの間にかモノが増えるんですよね・・・。
私は数年前から家中のモノを減らし始め、かなり散らかりにくい家になってきました。
子供もいるのでまだまだ満足できるほどにはなっていませんが、処分するのが上手になれました。
自分の中で判断基準を作ったからです。
それは、
『日々使っているもの・今後確実に使うもの以外は、見たり使ったりした時に気分が上がるものだけ残す』
ということ。
例に挙げた2年着ていない服は、今の好みじゃないとか着心地が良くないとか、着ていない何らかの理由があるはず。
それを考えてみます。
考えた上で処分するか迷ったら、着てみたら決心が付きやすいです。
外では着たくないけど着心地がめちゃくちゃ良い!とかだったら部屋着にすれば良いし、部屋着にするまでも無いと思えば捨てればいい。
大量のボールペンは、書けなくなってるやつもあるかもしれないから試し書きしてみる。
書けないもの、書き心地が悪いものは捨てて、使えるのだけ残す。
子供の作品は、写真に撮ってから現物は捨てる。
誰も見返さないのなら、子供自身も存在を忘れているはずです。
気が引けるなら、一定期間飾っても良いし。
とにかく、何となく収納しているモノを引っ張り出して、必要かどうか考える時間を作ることが大切です。
中には「使う・使わない」の判断基準で測れないモノもあります。
それは人によって、思い出の写真だったり好きな作品のコレクションだったり様々でしょうが、私の場合は推しのグッズです。
こればっかりは、今使ってなくても今後使わなくても処分は無理!!
なぜなら、見るだけで幸せな気持ちになれる大切なものだから。
自分の心のために”必要”なんです。
こういう見方も持っておくと、「とにかく減らさなきゃ!」にとらわれて処分した後に後悔してしまうこともありません。
必要なモノだけに囲まれていると満足してモノが増えない
そのようにして要らないモノを減らすと、残るのは自分にとって必要で大切なモノだけ。
すると、「もっと欲しい!」という気持ちが無くなるんです。
自分の持ち物が把握できているから、これで十分だと満ち足りた気持ちになれるから。
実際、今生活できているのだから新しいモノは要らないはずなんですよね。
自分のモノと向き合う時間を作る必要があるので少し大変ですが、その後の生活の快適さは段違いです。
私も継続して今後も向き合い、モノを減らしていきます。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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